ライアン・ギグスが、2009年4月に初めてイングランド・プロサッカー選手協会(PFA)の年間最優秀選手に輝いたというのは驚きだった。PFAの年間最優秀若手選手には2度輝いており、年間最優秀選手にも当然選出されていただろうと考えていたファンは多かったはずだ。
ギグスはまた、ユナイテッドの最多出場記録を保持している。2008年5月21日にモスクワで自身2度目のチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた試合で758試合出場を果たし、ボビー・チャールトンの記録を更新した。また、プレミアリーグで毎シーズン得点しているただ1人の選手であり、2009年9月のトッテナム戦でFKを決め、その記録を更新した。
だが、アレックス・ファ
ーガソン監督のスカウトがなかったら、現在のような栄光は手にしていなかったかもしれない。カーディフ生まれのギグスは10代初めの頃、マンチェスター・シティーのスクール・オブ・エクセレンスに所属していた。しかし、ファーガソン監督が14歳の誕生日に自宅を訪れた時、ギグスは幼い頃から憧れていたユナイテッドとの契約のチャンスに飛びついたのだった。
1990年11月にプロ契約を結ぶと、翌91年3月2日のオールド・トラッフォードでのエヴァートン戦で、デニス・アーウィンと交代出場し、旧ディヴィジョン1でデビューを飾った。1991-92シーズンには初の先発出場を果たし、マンチェスター・シティーを相手に初ゴールを決め(コリン・ヘンドリーに