2004年9月にユナイテッドに加入したウェイン・ルーニーは、デビュー戦となったフェネルバフチェ戦でハットトリックを決め、一気にスターダムを駆け上がった。
ルーニーは、世界一高値が付いたティーンエイジャーとして、その数週間前にエヴァートンからユナイテッドへ加入したばかりだった。しかし、カーリントンのスタッフはエヴァートンでのプレーではなく、もっと若い頃から彼に目をつけていたのだ。
現在アカデミーの監督を務めるポール・マクギネスは、当時を思い出してこう語っている。「ユナイテッドのU-9チームがエヴァートンのU-9チームと対戦した時、エヴァートンに全く歯が立たなかったことがあったんだ。ルーニーはその試合で何度かゴールを決め
ていた(6ゴール)。その中には、素晴らしいゴールもあった。あれこそ、典型的なオーバーヘッドキックだった。完璧なバイシクルだったよ。それを8、9歳の少年がやったんだ。本当に特別な選手だった」
だからこそ、デビュー戦でのハットトリックも大きな驚きではなく、その後の活躍を予感させたに過ぎなかった。ユナイテッドでの1年目は、43試合に出場して17ゴールを挙げ、イングランド・プロサッカー選手協会(PFA)の最優秀若手選手に選ばれた。
2年目となった2005-06シーズンには、世界有数のエキサイティングな若手選手へと成長を遂げた。シーズン初戦で先制ゴールを決めたのを皮切りに、合計48試合の出場で19ゴールを記録。ファン選出によるサ