ファーギーはペイズリー、シャンクリーよりも上
通算19度目の優勝を達成したユナイテッドを率いるアレックス・ファーガソン監督は、名実共にイングランド史上最高の監督となった。
ボブ・ペイズリーがビル・シャンクリーの後を継ぎ、リヴァプールの監督に就任した際、「長くは続かない」、或いは「シャンクリーの成功を引き継ぐことは出来ない」と批判を受けたが、結果的にペイズリーはシャンクリーを超える監督となった。こうした偉大な監督2人の手腕により、リヴァプールはイングランド名門のチームという称号を得たのだった。
これと同じ事が、約25年前にファーギー(ファーガソン監督の愛称)がチームの監督に就任して以降起こり、通算19度というリーグ最多の優勝を達成するまでに至った。そして、今シーズンで言えば、チャンピオンズリーグと合わせて2冠達成の可能性もある等、更なる成功を収めることもあり得る。
ファーガソン監督は就任後、常に難局を目の当たりにしながらも、エリック・カントナ、デイビッド・ベッカム、クリスチアーノ・ロナウド、ウェイン・ルーニーを中心としたチームを作り上げた。そして今シーズン、監督は改めてその手腕の高さを証明してみせた。
マーク・ローレンソン記者、ミラー紙
デイヴィッド・ギルは、『テレグラフ』紙の取材に対し、エドウィン・ファン・デル・サールの後継者探しが完了したことを告白。既に獲得候補のGKを1人に絞り、今シーズン終了と同時に獲得に向け、交渉を進めるとした。「エドウィンが引退をすることは驚きではない。われわれはチームとしての決断を下した。あとは契約をまとめるだけだ」
現時点でユナイテッドが獲得候補から外しているとされるのは、シャルケGKのマヌエル・ノイアー。ノイアーはバイエルンへの移籍が確実とみられ、会長のウリ・へーネスは、シャルケとの交渉を終えたと発言したと伝えられた。
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