無敵のユナイテッド
15日夜にプライド・パークで行われたFAカップ5回戦で、ダービーを4-1で破ったユナイテッドは、近年のイングランドサッカー界の中でも最強のチームであると称賛された。サー・アレックス・ファーガソン監督率いる、プレミアリーグのディフェンディングチャンピオンであるユナイテッドは、何人かのビッグネームを欠きながらも、ナーニ、ダーロン・ギブソン、ダニー・ウェルベック、そしてクリスチアーノ・ロナウドの得点で、ナイジェル・クラフ監督率いるダービーに完勝した。
次の準々決勝では、スウォンジー・シティーかフルアムとアウェーで対戦することになる。準々決勝組み合わせ抽選の結果、ユナイテッドは他の優勝候補であるアーセナル、チェルシー、エヴァートンとは対戦せずに済むことになった。エヴァートンは3-1でアストン・ヴィラを破り8強入りを決めた。
試合終了後、ユナイテッドが前人未到の5冠達成の可能性を尋ねられたダービーのクラフ監督は、以下のようにコメントしている。「可能だよ。他のチームには無理だが、ユナイテッドにならできる。今シーズン、ユナイテッドとはカップ戦で3度対戦したが、15日のパフォーマンスがベストだった。今日、彼らが我々と戦う代わりにアーセナル、チェルシー、リヴァプールと戦っていたとしても、同じように4得点していただろう」
― イアン・レディーマン記者、デイリー・メール紙
16日に発表されたダービー戦のマッチレポートの大多数が、ライアン・ギグスに注目している。デイリー・ミラー紙では以下のように報じている。「ギグスはずば抜けて素晴らしかった。彼はすでに35歳になるが、今までに山ほどのトロフィーを獲得している。以前ウェールズ代表のキャプテンを務めていたギグスが、35歳という年齢でベストパフォーマンスを見せているのは、注目すべきことだ」