ラダメル・ファルカオが後半に同点ゴールを決め、ユナイテッドはヴィラ・パークでのアストン・ヴィラ戦を1-1のドローで終えた。
バークレイズ・プレミアリーグで今季最少得点としていたヴィラが18分に先制。クリスティアン・ベンテケの見事なシュートが決まってユナイテッドは劣勢となったが、ファルカオの同点弾で勝ち点1を獲得。リーグ3位をキープした。
ルイ・ファン・ハール監督は、前節リヴァプール戦と同様のシステムを採用したが、体調不良で欠場したマルアーヌ・フェライーニに代わりダレン・フレッチャーを中盤の底に置き、最前線にファルカオを起用。ファルカオの先発出場は、10月のエヴァートン戦以来となった。
最初に決定機を作ったのはユナイテッド。3分、元ヴィラ所属のアシュリー・ヤングが左サイドを抜け出し低いクロスをロビン・ファン・ペルシーに合わせるも、オランダ人ストライカーとの呼吸はわずかに合わず。ファン・ペルシーは17分にも、ルーニーからのパスにボレーシュートで合わせたが、GKブラッド・グザンの正面をついてしまう。
ユナイテッドがボールを保持する時間帯が続いたため、ヴィラ・パークに集ったホームサポーターも、まさかその1分後に先制点が決まるとは思っても見なかっただろう。ファビアン・デルフのFKがベンテケに渡り、ファーサイドにカーブをかけるようにシュート。デ・ヘアは目の前のDFで視界を遮られ反応できず、ヴィラが先制する。
ポゼッションでこそユナイテッドが優勢とするも、ファイナルサードでボールが繋がらない展開に終始してしまう。失点直後ファン・ペルシーのパスにファルカオが反応するが、DFにブロックされシュートは打てない。33分には左サイドからヤングがクロスを上げ、これが直接ファーサイドに向かって飛んだが、グザンにキャッチされてしまう。