ニッキー・バットにとって、ウォーレン・ジョイス監督の下での指導者経験は目を見張るような毎日だという。
トレブル(3冠)経験者のバットは、今シーズンのチームがバークレイズU-21プレミアリーグのタイトルを劇的な形で獲得した姿を間近で見るなど、ジョイス監督の傍で指導者として学習中と話す。
才能に恵まれた選手が揃っているとはいえ、バットはオールド・トラッフォードで頭角を現すのは稀な才能と見ている。
「今シーズンからウォーレンのU-21チームでコーチとして携わっているけれど、目を見張るような毎日。自分が若かった頃のリザーブチームがどういう形だったか忘れてしまっていたよ」
「選手の入れ替わりが早いし、選手達をローンで他チームに出す場合に備えて適切な対応を取らないといけない。ウォーレンがファーストチームの監督に相談して、それで若手の成長を促す為にローン移籍をさせる。それがクラブの方針だから。経験を積ませて、年上の選手達と一緒にプレーする機会を与える。われわれとしても、若い選手にとっては良い経験になると思っているからね」
「指導者としての毎日を楽しんでいるよ。まだ経験が足りないから、ウォーレンや他のコーチ達から色々と学んでいる。想像していた仕事と違って、ハードワークが求められる。指導者にとっては、その日の練習の準備がすべて。突然そういう毎日に変わったから、最初は難しいこともあった。練習開始5分前に3、4選手が不参加になってしまってもコーチ達は即対応する。自分にとってはその対応スピードが速くて驚いたけれど、色々と学ぶことは多い」