週末のマンチェスターダービーに向け、今週は過去のダービーの中から印象に残る6試合をピックアップし、ファンのレビューを紹介する。今回は1996年4月にメイン・ロードで行なわれたダービーを振り返る。
ダニエル・バーデット(ウォリントン出身サポーター)
この試合が行なわれてからもう19年が経つが、今も私の脳裏にはフレッシュな記憶が焼きついたままだ。私はアウェイエンドのノーススタンドから観戦していた。試合序盤にPKを獲得したユナイテッドは、エリック・カントナのゴールで先制。2-1でハーフタイムを迎え、われわれファンのムードも非常に良かった。われわれの元気の良さも、ウーヴェ・レスラーに同点ゴールを決められてしまったが、それでも決勝点が決まるところを見るまで、さほど時間は必要としなかった。試合が終了して、勝利を祝えた瞬間は最高だった。ユナイテッドファンとして、シティーに勝利するのは何よりも最高の瞬間だから。
この試合の勝利は非常に重要だった。数日前には優勝争いをしていたニューカッスルがアンフィールドでリヴァプールに4-3で敗れた。そして、われわれがシティーに勝てば、彼らを降格争いの真っ只中に叩き落とせるボーナス付きだった。