シーズン序盤戦こそ負傷により出遅れたものの、ジョニー・エヴァンスはリオ・ファーディナンドとネマニャ・ヴィディッチと同等のプレーをこなすという極めて難しいタスクを成し遂げた。
北アイルランド出身のDFは傑出したパフォーマンスの連続により監督の信頼を勝ち取り、今ではDFの要として見られるまでになったと言える。
ベルナベウで実力を十二分に発揮していただけに、レアル・マドリーとのチャンピオンズリーグベスト16第2戦を欠場したのは残念だった。しかし、プレーと人間性からリーダーの資質がうかがえるまでに成長。
何事にも動じない冷静さに加え、積極性と確固たる決意を生まれ持つエヴァンスは、CBとして最適な選手に成熟し始めている。特に昨年12月に長期契約をチームと締結して以降は、ユナイテッドの牙城を守る盤石な存在になった。
シーズン中印象に残った瞬間
降格が決定したQPRと昨年11月にホームで対戦した際、ユナイテッドは思わぬ苦戦を強いられた。エヴァンスは同点ゴールを叩き込むと、試合を通してチームメートを鼓舞し、見事勝利への道を開いて見せたのだった。
シーズンを一言で表すと
成長、そして信頼を勝ち得る
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