今週末に行われるリヴァプールとのビッグマッチを前に、過去アンフィールドで見られた名場面を回想する。今回は公式サイトエディターのMark Froggattが2002年12月のリヴァプール戦(ユナイテッドが2-1で勝利)を振り返る。
近年のリヴァプール対ユナイテッドでは、ヒーローと悪役が生まれる図式が成り立つことが多い。しかし、2002年12月にユナイテッドがアンフィールドで勝利した試合以上に、その図式が見て取れた試合は無いと言えるだろう。
当時上位争いをしていた両チームの試合は、序盤から緊張感のある攻防を見せていた。均衡が破れたのは65分、GKイェルジ・デュデクがシンプルなバックパスの処理を誤り、ボールを見失った。ユナイテッドとのホームゲームで犯したミス、好機を見逃すはずがないディエゴ・フォルランがその場にいたという事実さえなければ話は変わったかもしれない。しかしフォルランは獲物を狩るようにボールに飛びつき、ユナイテッドが先制。アウェーエンドにいたファンが歓喜した。