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特集

05/04/2012  text by 寺沢薫
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コラム:マインドゲームの春

今年もプレミアリーグの風物詩、“マインドゲームの春”がやってきた。これは各チームの監督がメディアを使って互いを挑発し合い、敵陣の動揺を誘う心理戦のことを指す。シーズンが佳境を迎えるのこの時期は、優勝争いの激しさと比例して監督同士の揺さぶり合いも活発化するものだ。挑発に乗って我を忘れてしまえば、メディアの餌食になって極限までストレスを溜め込み、自然とピッチでのパフォーマンスにもひびが入る。そして、その“マインドゲームの達人”と言われるのが、言わずと知れたアレックス・ファーガソンである。

今シーズンは、まずマンチェスター・シティーのロベルト・マンチーニ監督が仕掛けた。3月21日のチェルシー戦に勝利したマンチーニは「Squeaky Bum Time(お尻に火がつく時期)だね!」とコメント。この言葉はかつてファーガソンが、緊張が高まるシーズン終盤戦を表して作った造語である。このマンチーニの“宣戦布告”と時を同じくして、今度はシティーのスタッフとして働くクラブOBのパトリック・ヴィエラが「37歳のポール・スコールズを復帰させるなんて、ユナイテッドが切羽詰まっている証拠」と発言して更に状況をあおった。

もちろん、ファーガソンも黙っていない。マンチーニに対しては、「Squeaky Bum Time」という言葉の意味を「数週間以内に彼も知ることになるだろうね」とニヤリ。ヴィエラの発言に対しては、「切羽詰まっているというなら、試合出場を拒否して5カ月も休暇を取っていたプレーヤーをピッチに立たせたのはどうなんだい? 切羽詰まっているとは言えないかな?」とカルロス・テベスの復帰に対する皮肉を飛ばして会見場を爆笑させた。このやり取りがのろしとなり、今年も優勝争いの火に油を注ぐマインドゲームが開戦したのだ。

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