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特集

今シーズンのルーニーはプレミアリーグ30試合に出場してまだ1枚もイエローカードを受けていない

02/05/2012  text by 寺沢薫
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コラム:ルーニーとイエローカード

今シーズンのウェイン・ルーニーに見られる最もポジティブな変化とは何だろうか。開幕前に話題をさらった植毛手術によるヘアスタイルの変化ではない。彼のイメージからするとかなり意外だが、今シーズンのルーニーはプレミアリーグ30試合に出場してまだ1枚もイエローカードを受けていないのである。

気性の激しさは良くも悪くもルーニーの特徴である。2002年8月にエヴァートンでデビューを飾って以来、彼が最初の2シーズンで受けた警告は実に16回。ユナイテッド加入後も“カード収集癖”は一向に治らず、07-08シーズンにはクラブと代表を合わせて年間14枚ものカードをちょうだいしている。昨シーズンまでの公式戦で受けたイエローカードのシーズン平均枚数は2桁の10枚。プレミアリーグの試合に限っても、9シーズンで5枚以下だったことは一度もなかった。

そんな男が、今シーズンはいまだ警告ゼロ。30試合以上に出場して警告ゼロの選手はプレミアリーグ全体でもわずか4人しかいない。ヨーロッパのカップ戦を合わせても、ルーニーのイエローカードは昨年9月のベンフィカ戦で受けた1枚のみ。これを進歩と言わずして、何と言うのだろう。

もちろん、昨年10月のモンテネグロ戦での一件を忘れるわけにはいかない。ユーロ2012予選の最終戦、我を忘れたイングランド代表の10番は、相手選手を蹴飛ばしてレッドカードを受けた。これにより、ルーニーは本大会での2試合出場停止が決定。当初は3試合だったが、蹴られた張本人であるモンテネグロ代表DFミオドラグ・ジュドヴィッチがUEFAに擁護の手紙を送るというアシストのおかげで処分が軽減された格好だ。

イングランドは来たるユーロ2012の最初の2試合でエースを欠くことになった。ルーニーが国内で「愚か者」のレッテルを貼られ、猛バッシングを受けたのは言うまでもない。だからこそ、それ以降の彼が1枚もカードをもらっていないという事実に注目すべきだ。しかも、カードが減ったからと言って、プレーまでおとなしくなったわけではない。今でもシュートを外せば自分に怒りをぶつけるし、味方がパスを寄こさなければ烈火の如く怒鳴り散らす。試合に負ければ、憮然とした表情でピッチを去っていく。

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