ハムストリングを負傷し、今シーズン中の復帰は絶望的となってしまったマイケル・オーウェンだが、今シーズンオールド・トラッフォードで見せた活躍が色褪せることはない。
アレックス・ファーガソン監督に選手起用について頭を悩ませていた。それほどまでにオーウェンの活躍は印象的だったのだ。監督は以下のように語っている。「私はオーウェンに十分な出場機会があったとは思わない。それは、ウェイン・ルーニーが好調だったからだ」
「ユナイテッドは、1トップにルーニーを起用して試合に臨むことが多かった。だから、オーウェンには出場機会を与えることができなかった。4-5-1や4-3-3のシステムを使用しているからね。我々は、中盤の選手を多く抱えているから、これらのシステムで臨むことが最良の選択なんだ。その結果、オーウェンの出場機会は減ってしまった」
「だが、オーウェンは良いプレーを見せてくれていた。素晴らしい姿勢でトレーニングに取り組んでくれたし、ドレッシングルームでも素晴らしい態度だった。試合に出場した場合は、必ずチャンスを演出してくれていた。たしかにチャンスを逃したこともあって、彼自身、がっかりしていたことがあったかもしれない。だが、ゴール前では常に相手の脅威になっていた」