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特集

22/01/2009 
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サー・ボビー:バスビーとビール

1968年のチャンピオンズカップ決勝で勝利したときはどんな気分だったのだろうか? 40年前の5月29日、ユナイテッドは延長戦の末にベンフィカを下して欧州王者に輝いたが、サー・ボビー・チャールトンが抱いた当時の複雑な心境を、自伝『My Manchester United Years』の中より抜粋して紹介する。

優勝して嬉しかったが、解放されたという気持ちもあった。心の底から感情がわき上がってくるまでは少し時間がかかったものだ。私たちは決勝まで勝ち残り、90分を戦い終えたが、勝敗の決着はつかず、延長戦を戦うことになった。選手は全員疲れ切っていたが、気力を振り絞って戦い続けた。

優勝を告げる試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、私はマット・バスビー監督のこと、彼の老体を心配していた。だが、彼のサッカー人生において、最高の瞬間を迎えたのは疑いようがなかった。

決勝戦は監督にとって特別な意味を持っていた。チャンピオンズカップで優勝することを夢見ていた選手たちを、ミュンヘンの飛行機事故で亡くしてしまっていたのである。多くの人たちは、この夜が彼のためにあると信じていたし、だからこそ、試合が終わったときは、たくさんのファンが監督を取り囲んだのだ。

私も彼のもとへ駆け寄った。だが、大勢の人だかりができていて近づけない。私は思わず「離れてくれ、場所を空けてくれ!」と叫んでしまった。あとになって、そんなことを言ったのは失礼だったと思ったよ。みんな、監督のことを祝福しようとしていたわけだからね。監督はその後、ようやく選手たちと会って、抱擁を交わしていた。

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