ブライアン ロブソン
ガリー パリスター
ポール スコールズ
サー・アレックス・ファーガソン監督から、指導してきた中で最高の選手と称され、あらゆるサッカー選手やファンから崇拝を受けてきたロイ・キーンは、マンチェスター・ユナイテッドというクラブが持つ揺るぎない精神力と気力を象徴するプレーヤーだった。 ピッチの内外を問わず、キーンほど強力なリーダーシップを発揮したスポーツ選手は少なく、彼の偉大さは、2006年6月の引退前に行われた記念試合に、7万人を超えるユナイテッドとセルティックのファンが詰めかけたという事実がすべてを物語っていると言えるだろう。
チームメイトを鼓舞し、ピッチの中を縦横無尽に動き回るキーンのイメージは、1990年代のユ
ナイテッドというチームをそのまま定義付けることになった。歯に衣着せぬ発言で知られ、チームメイトに対しても、自らが要求する高いレベルでのプレーができない場合は、容赦なく攻撃した。
アイルランドのコーク出身のキーンは、少年時代からイングランドでプレーすることを希望していたが、受け入れてくれるクラブが見つからず、母国のコーブ・ランブラーズで選手生活をスタートさせた。しかし、ブライアン・クラフ監督に見出され、ノッティンガム・フォレストへ移籍すると、1993年夏に当時の移籍金最高金額となる375万ポンドで、ユナイテッドへ加入した。