ポルトガル代表のルイス・カルロス・アウメイダ・ダ・クーニャ(ナーニの本名)は、パワフルでスピードのあるウインガーだ。2007年にスポルティングからオールド・トラッフォードに移籍してきて以降、“第2のクリスチアーノ・ロナウド”と言われてきたものだ。
しかし、いまではもうそんな肩書きなど不要な、世界を代表するプレーヤーへと成長。その証に、2010-11シーズンにはチームメートが選ぶクラブの年間最優秀選手に選ばれた。
ナーニは実際にそのシーズン、ゴールだけでなく、リーグ最多の18アシストを記録し、クラブの19回目のリーグ制覇に大きく貢献。イングランド・プロサッカー選手協
会(PFA)の年間最優秀若手選手にもノミネートされた。
たしかにナーニが、その真価を発揮し、ロナウドの影から抜け出したのは、この元背番号7がレアル・マドリーへ移籍した2009-10シーズンからだった。しかしシーズン前半は、故障により、満足に試合に出られず、ユナイテッドでの将来を怪しむ者もいた。
しかし2010年1月に完全復帰を果たすと、重要なゴールを複数マークするなど、雑音を黙らせる活躍を見せ、アレックス・ファーガソン監督の信頼も獲得した。2009年11月、23歳になったナーニは、選手として精神的にも大きく成長。それまではパフォーマンスが安定せず、ファン